僕は今までに何度か、何人かの人々の合格者体験記を読んだ。しかし、それらの文章にある努力や、勉強量は、合格する人々のものであり、落ちるべくして、落ちてきた二浪目の僕にはピンとこなかったのである。俺は何がしたいのか?医学を学びたい。では、どうすればいいのか?勉強して大学に受からなければならない。と、そこまでは解っていた。けれどもあまりに高校時代、浪人一年間と不勉強だった僕は、一体何から始めれば良いのかが解らなくなっていた。ある一人の先生に出会うまでは。そしてそれからが僕の『合格体験記』となるのだろう。
早川先生には、特に化学を教えていただいたのだが、まずはできるだけ早く有機化学をマスターし、化学に対する苦手意識を緩和しようと、3月半ばぐらいから一から始めた。浪人してから、初めて、短期の目標という具体的なものができてきた。次の授業までに、これだけの問題を解こう、プリントを復習しよう、と。そうなるともう勉強するのみであった。どんなに簡単そうなことでも解らないことは何でも、何度でも質問した。早川先生の授業の良い所は個人個人の苦手な所をていねいに確実に理解させてくれるところと、パソコンから単元ごとにいつでも問題をレベルごとに引き出してくれたり、また、力をいれて勉強すべきときには毎日FAXで問題を送信していただいたりしてくれたところである。そして何よりも僕自信のやる気には、どんどん答えて下さった。
結局、受験で僕が得たものは、尊敬できる人と友人との経験、努力の仕方、そして6年分の未来である。いろんな一言でいえない大切な経験ができた。僕にやれるだろうかと悩む前にやることである。これが、僕の受験を終えての感想である。最後に、早川先生本当にお世話になりました。
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